このゲームはオウガバトルシリーズの第一作です。開発代表・企画・シナリオは松野泰己さん。

民衆を魔の力で支配する神聖ゼテギネア帝国に、ゼノビア王国騎士団のわずかな生き残りが、新しい指導者と共に戦いを挑もうとする、というストーリーです。

ストーリー、グラフィック、音楽、ゲームシステムは、古風で真面目な正統派といった印象で、その分落ち着いた雰囲気。でも落ち着きすぎて、あまり戦時中の緊迫感は感じられませんでした。

カオスフレームなど色々な事に気をつけないと、特別ステージや仲間になるキャラ、特別なアイテムの獲得に失敗していまいます。そこが結構難しいので、攻略サイト様のお世話になりつつプレイしました。

キャラクターはクラスチェンジが難しいものもありますが、つい難しいものにトライしたくなっちゃいます。アイテムも珍しいものもあるので、そういうものを獲得したくなっちゃいます。アイテムやステージ名の由来は、神話や小説、歴史上の人物名、曲名などが使われて、こっています。

キャラクターデザイン、タロットカードデザインは吉田明彦さん。キャラクターの顔の形がちょっと変わっていました。タロットカードデザインはとても美しいです。戦闘画面のグラフィックもきれいでした。

このゲームは8人の君主から1人選んでプレイします。君主のわりにはえらく若々しい人が多かったです。3回プレイしたんですが、このゲームのイチオシらしきウェインと、死仮面の黒騎士ジュノーン、他の君主とはかなり違うストーリーを楽しめるゴルダークを選びましたました。それぞれシナリオが違います。またそれぞれの君主の能力や技など違いがあるし、国も地理や軍事力に違いがあるのがこのゲームのおもしろい所です。

武将にもそれぞれの技などあります。兵士には相性があるので戦闘では気をつけないと場合によっては全滅しちゃう事も。戦闘シーンで自軍の兵士が全滅して、向こうの兵士が大勢かかってくると悲しい気分になりますねぇ。ちなみに戦闘シーンはゴチャキャラ戦闘と名付けられてるそうです。戦闘シーンなかなか迫力あっていいですね。武将技も見応えあるし。

このゲームは戦闘だけではなくて内政も気をつけなくてはいけません。勲章やらアイテムを武将たちに与えるんですが、戦闘で自軍の武将が増えていくので、だんだん大変になっていきます。さらに城コマンドで、それぞれの城の太守任命などしなきゃいけないし、リアルタイム進行なので他国へ侵攻したり、逆に侵略されたりするのでボケッとしてられないゲームです。でもシュミーレーションはそこがおもしろいんですけどね。太守任命や師団長や師団の武将選択が大変ながらも結構楽しい。

このゲームは隠しシナリオやら真のエンディング、MPやポイントの裏技など色々隠されたゲームなんですよ。隠しシナリオや真のエンディンに攻略なしでたどり着けたらかなりすごいと思います。ちなみにシナリオセレクト機能もあって1度クリアしてから、クリア直前のキャラの強さで始めからやり直したり出来ます。2週目には会話が変わる部分もあるんですよ。

アイテムがなかなかおもしろいですね。アイテムの説明読むだけでも楽しいです。また転職や兵種変更も結構おもしろい。戦闘シーンは細い道だと兵がゴチャゴチャになったりして大変でした。アイテムや魔法での攻撃は上手くいくと気分いいけど、逆に敵の方が上手くいってるとちょっちムカつきますねぇ。あと弓兵が思うように攻撃してくれなくて困りました。

キャラクターデザインはうるし原智志さんなので、どのキャラも美形ですが、髪型とファッションはかなりきてますよ。男性の鎧は普通ですけど、女の子はセクシーなローブや鎧で悩殺しております。裏ジャケットには血まみれの剣を持ちながら不気味な笑みを浮かべる主人公の絵が描いてあったので、初めて見た時この人は一体どうゆう人なの！？と思い、プレイしてみたら普通の好青年だったのでズッコケました‥。しかも声がシティーハンターだし。

このゲームは女の子キャラの方にかなり力入ってるようでした。ヒロインセレクトもありますし（ヒーローセレクトもあるんですけどね）。私はソフィアとリファニーとは上手くいったんですけど、ルナには怒られてしまいました‥。